法人第12期開始のご挨拶


2022年は観測史上最速の梅雨明けとなり、夏本番を感じさせる陽気が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
「私たちは悔しいんです。」という言葉のもと始めた桜ライン311の事業も本日7月1日をもちまして法人12期目となりました。事業の継続の難しさを実感することも多々ありますが、同時に支えてくださる皆さまのご温情の心強さも日々感じています。改めて心から御礼申し上げます。

東日本大震災の大きな被害は津波によるものです。必ず起きる次の大震災の時に、人的被害をどれだけ軽減できるか。それが東日本大震災の教訓を後世に伝えられたかということに直結していると私たちは考えています。
災害で生まれる悲しみを2度と繰り返さない未来を創る。そのビジョンを達成するために、陸前高田市に避難の目印となる桜の並木を作り、保存し、その意味を伝承していくこと。そしてその過程に震災を経験していない人にも関わってもらい、災害を「他人事」(ひとごと)ではなく「自分事」に変えてもらうこと。今も設立時となんら変わらない私たちの願いと覚悟です。

2011年11月6日に任意団体ではありましたが、最初の「桜」の植樹を行いました。新型コロナウイルスの影響もあり、一時開催を中止した時期もありましたが、今もこうして歩み続けています。累計として植樹の許可をいただいた地権者さまは380名を超え、植樹事業にご参加いただいた方は7,196名、そして植えた桜の苗木は1,978本となりました。この過程に多くの皆さまの共感とお気遣いがあることが私たちの事業の原動力です。

早々と始まった今年の夏の暑さに植えた桜も少々参っている様子もありますが、必ず大木に育てていきます。そして苗が大きく育つように、皆さまの心の中の減災への意識を育てていきたいと思っています。
(減災:災害時において発生する被害を最小化するための取り組み)

なお団体初期から事務局として関わってくれた伊勢友紀(現副代表理事)ですが、今月から出産のためお休みをいただきます。戻ってくるのは来年の秋頃の見込みとなります。母親としてよりパワーアップして帰ってきてくれると期待しています。

社会状況が目まぐるしく変わる時代ですが、私たちの大切なことは変わりません。その時々にしなやかに対応しながら事業を推進して参ります。本年度も引き続きご指導とご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

認定特定非営利活動法人 桜ライン311 代表理事 岡本 翔馬
役員・事務局一同

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