法人第11期開始のご挨拶


「私たちは悔しいんです。」

この言葉のもとに始めた事業も2021年7月1日より第11期目を迎えることができました。これも一重に皆さまのお力添えによるものと感謝申し上げます。

本年3月11日で東日本大震災から10年となりました。志半ばで継続が困難になっていくNPOもあるなかで、このように事業を継続できること自体が大変恵まれたことなのだと思っています。それと同時に、ご支援いただいている皆さまのご期待に応える職責も痛感しております。今後も更なる成果をご報告できるよう尽力して参ります。

次の大津波によって命が失われることのないように、陸前高田市に避難の目印となる桜の並木を作る。同じ悲しみを繰り返さない未来をつくるため、10年間を走り続けてきました。桜の植樹は土地の利活用に関わることでもあり、私たちの思う通りに進まないことも多々あります。その中で植樹の許可を頂いた地権者さまは300名を超え、植樹事業にご参加いただいた方は6,700名を超えました。

 

2020年の春の植樹会は新型コロナウィルスの影響により中止をするという苦渋の決断をしました。収束が見通せない社会情勢の中でも、活動の歩みを止めないよう、模索を続けたのがこの1年でした。

専門家やご支援いただいている皆さまのご意見を仰ぎ、2020年の秋の植樹会からは感染対策を取り入れた新たな植樹会の形式を実施しています。結果として桜のラインは1858本まで増加しています。

東日本大震災から時間が経過するごとに災害に対する風化が懸念されています。ただ一方で、植樹会を実施し、全国で講演させていただく中で、「災害による悲しみを繰り返さない」という思いを受け止め、活動を始めた方が多くいることも肌で感じています。その取り組みはまだ小さな苗木かもしれませんが、いずれ必ず大木に育つと信じています。いつかきっと、「災害による悲しみを繰り返さない」社会を実現できるよう、思いに共感してくれた皆さまと手を携えながら、次のステージに向けて歩み続けたいと思っています。

第11期も引き続き、ご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

 

認定特定非営利活動法人 桜ライン311 代表理事 岡本 翔馬
役員・事務局一同

 

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