法人新年度のご挨拶


 

先日6月30日をもちまして桜ライン311は期末を経て、7月1日より法人としての8期目を迎えることが出来ました。
活動を縮小もしくは停止する団体も多数ある中で活動を続けられることは大変ありがたいことですが、同時に大変多くの皆さまからご期待とお気持ちをを預かっているということでもあります。大変責任のあることであり、同時にとても嬉しく誇らしく思っています。
ここまでこれたのは皆さまの応援があったからこそです。心より御礼申し上げます。

「私たちは悔しいんです。」
その言葉を掲げここまで続けてきました。次の世代に震災の教訓を伝え、私たちの悔しさを繰り返さないでほしい。そのためにこの事業は始まりました。
陸前高田市の津波の到達地点170kmに桜の並木を作り、その意味を後世に伝承していくこと。
もし、同規模の津波の被害が想定される場合は、少なくともその並木から上に逃げてもらうことでその時代の人的被害を軽減したいという計画です。現時点1420本、箇所にして市内約280箇所に渡り桜の苗木を植えてきました。春には花を咲かせ、毎年その到達地点を私たちに教えてくれています。

災害を未経験の方にも「自分ごと」と捉えてもらい、自分の生活の中での災害を意識し備えてもらうこと。
そうすることでこの災害の多い日本という国において、1人でも犠牲者を減らせたら。地域の子供たちだけではなく、日本全国の皆さまと一緒に植えているのは、陸前高田に訪れ、その地点に立ち、災害のリアルさ感じてほしいからです。

東日本大震災は私たちの「災害への意識の低さ」を突きつけました。毎年の災害も、100年に1度の災害も、そして東日本大震災のように1,000年に1度の災害も。それは等しく生活の中に潜んでいるものです。人的被害を発生させないことは経験した私たちの願いです。「私たちは悔しいんです。」という言葉にはそんな思いが込められています。

そして同時にのちの時代には誇らしい、愛されるものであってほしいとも強く願います。あのことがあったからこそ、今の陸前高田があり、岩手があり、日本があるのだと思えるように。いつか全ての人がそう思えるようになることが、本当の意味での復興なのかもしれません。
皆さまと育てていく桜並木がその象徴になるように、一本一本大切に植え育てていきたい。

東日本大震災から丸7年、継続することの難しさもその尊さも、日々感じながらプロとして向き合っていきたいと心から思います。まだまだ道半ばではありますが、災害に対しての風化が叫ばれるからこそ、伝承の必要性が高まるということでもあります。
これからも多くの皆さまに共感していただけるように、しっかりと未来を見据えてまいります。
桜ライン311は多くの人の命が失われたことから生まれました。そこに私たちの思いだけではなく、多くの方が共感し支えてくださっていることこそ、この団体の価値があると私は信じています。
これからも住民の皆さまと全国の皆さまと完成に向け歩み続けてまいります。

桜ライン311 代表理事 岡本 翔馬
役員 事務局一同

コメント: 2件

  1. ショーマ~!今だに未曾有のとか1000年に一度とか言う人が多いけど、わが国は災害の国だということを考えた場合、未曾有のという言葉は災害に関しては使えないんじゃないかと考えます。だって、未曾有のとは「今までない」という意味だからね。我が国には20~30年に一度の地震や大津波が起きていて、その度に、2000人以上の人々が亡くなられていることを考えればね~”(-“”-)”

    1. 満さま>
      コメントありがとうございます!ショーマです。
      おっしゃる通りですねー。未曾有ということが使われる限りは、ある意味で災害を人事にしてしまっているということなのかもしれませんね。
      しっかりと次の時代につなげて行きたいと思いますので、引き続きご指導宜しくお願いいたします!

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