2016年新年のご挨拶


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皆さま、あけましておめでとうございます。桜ライン311の代表理事の岡本です。

本日より桜ライン311事務局の稼働も始まりました。陸前高田市は穏やかな新年です。改めてとなりますが、2015年においては皆さまには大変お世話になりました。今年もこうして新しい年を迎えることができたこと、心から感謝いたします。ありがとうございます。

 この3月には、団体の設立契機になった東日本大震災から5年を迎えます。時間の過ぎゆく早さに驚きを隠せません。陸前高田市では復興に向けての工事が着々と進んでおり、市街地の嵩上げや防潮堤、高台移転と区画整理事業などが目に見える形になってきました。震災の痕跡が消えていくのは正しいことではありますが、一抹の不安を感じます。現在も心を痛めている住民の方々がいらっしゃることもまた事実です。住民の皆さまが、5年の日を穏やかに迎えられることを祈るばかりです。

 私たちは悔しいんです。そうして始まった私たちの活動も、まもなく5年を迎えます。東日本大震災の痕跡が消えてしまっても、津波の到達点を後世に伝えることで命を守る桜を植樹する。その目的のために今までに932本の植樹を行なってまいりました。植樹地数は市内201カ所、ボランティア参加延べ人数は2,779名。こうして活動を続けていられるのも、ひとえに皆さまのおかげだと思っています。

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復興工事や自宅の再建・土地の造成等と重なる土地も多い状況において、植樹地をご提供いただけることは大変ありがたいことです。桜ラインの目的や理念が少しずつ、確実に地域住民の皆さまに浸透していることを感じています。私たちの桜が陸前高田の復興の先に、地域に根付いたものになるように。関わってくださる多くの皆さまにとって、災害への意識を咲かせるものになるように。本年も理事、事務局一同活動を続けてまいります。本年も引き続き、ご指導と温情を賜りますようお願いいたします。桜ライン311に関わるすべての方にとってご多幸の一年となることを祈念して、新年のご挨拶とさせていただきます。

また大変多くの皆さまに年賀状をお送りいただきましたが、今年より原則として市内の地域住民の皆さまのみ送付としております。年賀状を送ってくださった皆さまへのご返礼は、陸前高田市への一本でも多くの植樹を行うこと、活動の意義を多くの方に広げていくことで代えさせていただきます。なにとぞご理解のほど、よろしくお願いいたします。

桜ライン311 代表理事 岡本 翔馬
理事/事務局一同

コメント: 1件

  1. I agree with the post and the above comment. I grew up in the Detroit area in the 70s and 80s and certainly do8n;&217#t see unions as some kind of panacea for inequality. All in all, the jeremiad offers a remarkably ossified an unappealing version of liberalism.

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